《Selected by Atsushi Sasaki》

佐々木敦二連続新刊対談
『筒井康隆入門』+『新しい小説のために』

 

①青山拓央 × 佐々木敦
②福永信 × 佐々木敦

 

①開場12:30/13:00-15:00
②開場15:30/16:00-18:00

料金 各1,200円/①②通し券2,000円

 

 

9月に『筒井康隆入門』(星海社)、10月に『新しい小説のために』(講談社)と、相次いで二冊の単行本を上梓した。そこでそれぞれについて京都で刊行記念トークをやりたいと思い立ち、我がレーベルHEADZ所属のバンド空間現代が運営するライブハウス「外」での開催となった次第である。
お相手は、まず『筒井康隆入門』の方が、京大准教授にしてガチのツツイストでもあられる青山拓央氏。
青山さんは特に『夢の木坂分岐点』がお好きだそうなので、そのあたりをたっぷり。『モナドの領域』についてもじっくり。拙著よりも青山ツツイ論を拝聴する機会として非常に楽しみにしている。ちなみに初対面である。
『新しい小説のために』の方は、小説家の福永信さんにお願いした。
実験的、前衛的と呼ぶにはあまりにチャーミングな小説群で知られる福永さんは、周知のように大変優れた批評家でもある。同著で私が主張した「新しい小説」「新しい私」にかんしても、新しい見識をうかがえるに違いない。わくわくどきどきである。
対談のダブルヘッダーは珍しいかもしれないが、出来れば続けて聞いていただきたい。でもどちらかでも大丈夫。
ご来場をお待ちしております。

佐々木敦

 
 
 

青山拓央(あおやま・たくお)
 
1975年生まれ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。博士(哲学・慶應義塾大学) 。哲学の観点から、おもに時間・言語・自由・心身関係を考察。県立浦和高校、千葉大学、同大学院(博士課程単位取得)、日本学術振興会特別研究員、山口大学時間学研究所准教授などを経て現職。2006年、日本科学哲学会石本賞(第1回)を受賞。2011年、文部科学大臣表彰科学技術賞をグループにて受賞。著書に『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(太田出版)、『分析哲学講義』(ちくま新書)、『新版 タイムトラベルの哲学』(ちくま文庫)、『〈私〉の哲学 を哲学する』(講談社、共著)、『時間学概論』(恒星社厚生閣、共著)、『現代形而上学論文集』(勁草書房、共編訳)。
 
http://seesaawiki.jp/w/aoymtko/

 

福永信(ふくなが・しん)
 
1972年、東京生まれ。小説家。著書に『アクロバット前夜』(リトルモア)、『コップとコッペパンとペン』(河出書房新社)、『星座から見た地球』(新潮社)、『三姉妹とその友達』(講談社)、『星座と文学』(メディア総合研究所)。共著に『あっぷあっぷ』(講談社)、編著に『こんにちは美術』(岩崎書店)がある。編者を務めた『小説の家』(新潮社)が最新刊。
REALKYOTOでブログ執筆中。
 
http://realkyoto.jp/blogs/fukunaga_shin/