七円体『しをはらむこえ』特別試聴会
―― 自由マルチ録音とは何か
 
出演:宇都宮泰
(協力:七円体)

 

開場 16:00 開演 16:30
予約 2,000円 当日 2,500円
*学生証提示で予約・当日ともに1,500円

 

 

 

シンバルデュオ 七円体(ex ダダリズム)による新アルバム『しをはらむこえ』の発売に先駆け(リリース日は後日発表)、特別試聴会の開催が決定。
同作品は「自由マルチ方式」と名付けられた、規格外の方式での録音・ミックス・マスタリングが施されており、<録音>と<再生>の新たな可能性を提示する前代未聞の問題作。
当日は制作を手掛けた宇都宮泰氏自らの手によって構築された特別な再生環境のもと、同作品を聴き、更には「自由マルチ方式」に関するレクチャーを通じて、音楽との新しい関わり方を探る1日となりそうです。
七円体の特徴である、精緻なリズム構築とシンバル同士の共鳴/共振が生む倍音の響きが、宇都宮泰氏による録音・再生を通すことで、更なる未知の響きへと変質した音像世界、その脅威のリスニング体験は必聴です。是非、お立ち会い下さい。
 
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もうじき、「七円体」のアルバムが発売される予定ですが、7月27日に京都の「外」にて関連するイベントを行います。
このアルバムは旧来のCDとは全く異なる新しい「自由マルチ」方式の録音で、その概念や再生方法についてのお披露目イベントとなります。
 
概略を説明すると、出版物メディアはCDオーディオ1枚とDVDデータ(動画ではありません)1枚の2枚組みで、CD盤は旧来のCDのようにCDプレーヤーで再生することができるメディアなのです
が、本編の情報量から見ると簡易版のサムネイルという位置づけ。
本編はDVDデータディスクに収められた8チャンネルのデータで、標準的な再生方法というものが無く、リスナーはそれをどのように再生しても良いという「自由」な記録フォーマット概念に基
づく出版物です。
 
8つのチャンネルのうち4チャンネルは演奏者に至近で、むしろ演奏者が聴いている音に近似。
2チャンネルはその演奏会場の階下フロアで同時に収録、残りの2チャンネルは会場ビルの屋上で収録されています。
 
これらの8チャンネルはすべて同じ時間に同時に収録されたもので、リスナーは特等席でも、階下でも、会場の外でも、その中間でさえも聴くことが可能で、不足の情報はリスナーの脳が自動的に補うように制作してあります。
つまり、旧来の籠の鳥のような聴取の拘束はそこには無く、自由に、気ままに膨大な音情報の洪水の中で漂うように楽しむことができます。
 
旧来、全く存在しなかった概念なので、どのように再生を行えばよいのか、どのように再生システムを構築すればよいのか、このイベントがヒントになることを祈っています。

 
宇都宮泰

 
 
 
 

宇都宮泰

70年代に塩谷宏、諸井誠に師事
http://utsunomia.com/

 
 

七円体

図︰川尻竜一
文︰松原俊太郎