MADTEO(LIVE&DJ SET)
bonnounomukuro+元山ツトム(ゑでいまぁこん)
空間現代
予約 2,500円 当日 3,000円
予約は締め切らせて頂きました。(※ご予約受付は各イベント前日24時までとなっております。)
当日券は開場時間より、受付にて販売致します。
四月の来日で、名付けようのない未知の領域へ踏み込む驚異的なライブを見せたMADTEOが再び外に出演。
今回はDJ&LIVE両方のセットを披露します。共演はbonnnounomukuro+元山ツトム。MPCとペダルスティールギターが接触/融解/離反するセッション、貴重な機会です!空間現代もアルバム『PALM』ツアーを終え新セットで臨みます。リズムの謎の中で迷宮入り寸前で踊れ!
親しい間柄では本名のMatteo Ruzzonとして知られるMadteoは、誠実なプロデューサーであると同時に貪欲なDJである。その研ぎ澄まされた音楽性や世界観には、90年代半ばのニューヨーク移住が大きく影響している。要するに、ニューヨークの冷酷な美しさが彼の内面に、さらには彼の創り出す音楽にまでも深く浸透していったのである。残酷なまでにペース・ダウンした、まるで這うような街のスピードがそれをさらに増幅させ、トラックの表層を泳ぐメロディーやヴォイス(多くの場合は彼自身のものである)として奇妙な姿で立ち顕れてくる。そうやって確立された、深く酩酊へと誘う彼の作風は、イタロ・サウンドに繊細かつ過剰な処理を施した作品やThe Bomb Squadのカット・アップで聴けるように、ダブやレゲエへの嗜好に拠るところが大きく、またその一方で、ラッパーSensationalとの長きに渡るコラボレーションのもと、ニューヨークの異質なヒップ・ホップ遺産に発展的解釈を施した作品もリリースしている。
Joy OrbisonとWill Bankheadが指揮するHinge Fingerのカタログ1番にも抜擢されたMadteoのディスコグラフィーは実に幅広い。Workshop、Latency、Meakusma等のEPや、それらと並行したSex Tags Mania傘下のWania、Sahko RecordingsとThe Trilogy Tapesからの傑作アルバム3枚など、現時点でもすでに多様なレーベルからリリースを重ねている(カセット・オンリーだったThe Trilogy Tapes発のアルバムは、後にFIT SiegelのEst. 83’ Recordsによってヴァイナル化されている)。
クラブ・プレイを志向する音楽の”へり”で活動するアーティストの中でも、最もリスナーを困惑させる存在のひとりといって間違いないMadteoは、10年以上に及ぶニューヨークでの生活で自身の世界を掘り下げ続けてきた。その荒々しく切り取られた、つんのめるようなサウンドスケープは、エレクトロニック・ミュージックのあらゆる規範にきれいに納まることを拒絶するかのようである。確かに、ここ10年間のSahko Recordings、WaniaやWorkshopといったカルト・レーベルからのリリースによって確固たる信頼を勝ち得てきた彼だが、それはあくまで表向きの世評に過ぎない。実は彼の最大の魅力は、Soundcloudにアップされた短いトラックやTumblrへの謎めいた投稿、そして昨今最も注力している自身のBandcamp上でのみ触れることができる分類不可能なDIY作品に秘められている。
Madteoが自称する$treet Wax DJスタイルは彼のディスコグラフィーに名を連ねるレーベルのラインナップ同様にレンジが広く、世界中のレコード・ショップやスリフト・ストアのバーゲン・コーナーからの掘り出し物で密に構成されている。そのセレクションは明らかにメインストリームの裏側にフォーカスしたもので、B級のリズムボックス・ビートには不釣り合いな熱量を湛えたヴォーカル作品やローファイなアシッド・トラックのような世間一般からは見過ごされてきたレコードが、すべて空間をロックするというただひとつの意図を与えられて彼のもとへと旅立ってゆく。
以上ここに述べてきた多彩な活動を踏まえれば、Ruzzonが無視できない存在であることは誰もが素直に認めざるを得ないだろう。
最近はパタゴニアのタグみたいな夕日か朝日かを見て曲を作ってます。
オーガニックなハーブレスダブ
https://newmasterpiece.bandcamp.com/album/herblessdub
エアコンの効きまくったレイブ
https://birdfriend.bandcamp.com/album/mindows
2019年4/19(金)にEP-4佐藤薫氏主宰の新興レーベル<φonon>より、CDアルバム「MyPrettyPad」をリリース。
https://audiomack.com/album/onon-1/my-pretty-pad-excerpt
姫路のアシッドフォークバンド”ゑでぃまぁこん”のペダルスチール奏者。
その他数々のアーティストのサポートプレイヤーとしてライブ及び録音に参加している。
ソロ演奏ではペダルスチールギターとエフェクトを使用した即興演奏を行っている。
空間現代
2006年、野口順哉(Gt,Vo)、古谷野慶輔(Ba)、山田英晶(Dr)の3人によって結成。
編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲をスリーピースバンドの形態で演奏。
これによるねじれ、 負荷がもたらすユーモラスかつストイックなライブパフォーマンスを特徴とする。
2016年9月、活動の場を東京から京都へ移し、自身の制作および公演の拠点としてライブハウス「外」を左京区・錦林車庫前に開場。新たな試みとして、60分のライブ作品の制作を開始。2016年発表『擦過』、2017年発表「オルガン』。
地点、Moe and ghosts、飴屋法水、吉増剛造、contact Gonzoなど、先鋭的なアーティスト達とのジャンルを超えた作品制作も積極的に行う。
2018年11月、坂本龍一との共同制作盤“ZURERU”発売。
2019年、アメリカツアー開催、BIG EARS FESTIVALに出演。
7年ぶりのオリジナルアルバム『PALM』を、2019年5月、Editions Mego傘下、SUNN O)))のStephen O’Malley主宰レーベルIdeologic Organより発売。
平成31年度京都市芸術文化特別奨励者。
http://kukangendai.com/