虹釜太郎の
「パリペキン未解決事件」2days

nijikama

忘れ去られた音たち、
人々の記憶から消えさった音楽たちを巡る二日間。
イベントがすごく苦手な虹釜太郎がなんとかやってみます。

 

両日共に
開場 16:30 開演 17:00
料金 2000円
※当日券は+500円

 

二日間イベント開催中
薬草バーパリペキンより
スパイシードリンク“クロマニヨン”販売有り。

●4/1 パリペキン未解決事件となぞ音楽○


第一部 
ゲストライブ:buffalomckie
 
第二部 
パリペキン前史~未解決なこと~音楽をめぐる難題~
なにがアウトサイダーか~これからも記憶から消えたままかもな音楽と音と音楽家について
 
第三部 
謎音楽の夕べ
トークゲスト:buffalomckie

 

○4/2 無機むき音楽研究所とゾンビサントラ解剖とウッドマンという謎●


第一部 
ゲストライブ:bonnounomukuro
 
第二部 
無機むき音楽研究所(忘れられた音楽)
 
第三部 
ゾンビ映画サントラ解剖サンプル
 
第四部 
ウッドマンのカセットレーベル【wood】と【japonica】と北極ブギー
トークゲスト:
bonnounomukuro、hitachtronics
(New Masterpiece)

※二日目資料協力:ウッドの坩堝 WOOD TAPE ARCHIVES

 

 

一日目の第二部では、いろいろ封印されてる音、言いにくいこと、忘れられてることを。
ぜひ一日目エイプリルフールから。
当日、ゲスト音盤とイベント関連音源、レーベル廃盤、
ククナッケゾンビ盤含むゾンビ映画サントラ全50、謎音楽関係物販あり。
廃盤もできる限り集めて。
 
虹釜太郎

 

 

録音された音楽を聴くとき、
その音を鳴らしていたここにはいない人のことを考えることがある。
しかしそれがいつ作られ、その人が今どうしているのか、生きているか死んでいるかは
その時関係が無く、音と聴いている人との間にだけ生まれている関係があればいいのではないかとも思う。

ライブで鳴らされている音楽は、その時音を発しているその人のものであるはずだが、
どこかそうでは無いように感じる瞬間がある。
音楽家が媒介となって観客との間に何かを作っているが
それが何なのかは名指せなく、喜怒哀楽ではない感情のみが場に流れる。

そのような漫然とした思いを持ち、
虹釜さんが紹介してきた音楽に触れると、その謎は深まっていくばかり。
白いCDRには名前の分からない、未知の音楽が沢山詰まっており、
それはブルースや、テクノのルーツやアンニュイ、ゾンビ映画の架空のサントラ
といった形でまとめられていたりする。
何かの期待を持ってそれらに接すれば、思いも寄らない方向に裏切られ、
面白いと一言で言って終われるものでもない。

それでも謎を無視して、分かり易いもの、自分が言葉にできるものだけを
聴いていくのとは違った音楽の面白さがある。
そういったことを自分は虹釜さんの仕事を通じ感じてきたように思います。

パリペキン〜現在に至るまで音楽の謎に向き合い続けてきた虹釜太郎さんの
軌跡を辿るイベント、事件が果たして解決に向かっていくのかは全く分かりませんが、
そこにはbuffalomckee、bonnounomukuro、ウッドマン、
その他多くの音楽家や音楽家の魂も居合わせるはずで、大変に楽しみです。
ぜひ賑やかに迎えましょう!

空間現代 古谷野

 

 

虹釜太郎

24年前にパリペキンレコーズをオープン。
お店はすぐ潰れ、以降360゜records,drifter,radio等のレーベル運営。
虹釜太郎名義のソロはピアノソロのみ、他にjigen,wolfmanなど40名義。
単著『カレー野獣館』黄赤緑黒。イベント「5H」、薬草酒&ハーブドリンクバー休止中。
最新の映画音仕事に『夏の娘たち』堀禎一監督作、2017年春劇場公開。

 
 
buffalomckee

buffalomckee (バッファローマッキー)

浪花のLAFMS、ひとりキャロライナーレインボーなどの異名を持つ。
しかしあまりそれらを聴いたことはないらしい。
2013年CD-R10枚組「BOX!」 翌年「BOX!2」、虹釜太郎との共同レーベルImmortalよりヒストリー盤を制作。
他にナイスショップスーのレーベルcoopよりcontent down、
画集decline and fallや独Attenuation Circuitからリリースがある。
現在genseiichiとのスプリット盤が進行中。

 
 
111

bonnounomukuro

2007年bonnounomukuroとして活動を始め、MPC2000をメインに楽曲を制作。

2011年サンプラーの保存エラーの為テープレコーダーへ録音していた時期の
曲群をまとめた作品”TAPE DAYS”を虹釜太郎氏との共同レーベルICERICEよりリリース。

2013年YPYこと日野浩志郎(birdFriend, goat, bonanzas) の主宰するカセットテープレーベルbirdFriendより「Mindows」(cassette+downloadcode)をリリース。

2014年WOODMANによるbonnounomukuro関連の音の入った多数のMDを直観編集した
「Re born nouno tracks & the familytones (BEDBURGER 1) 」60分cassette をリリース。

同年 WOODMANとhitachitronicsによる2枚同時再生で様々な組合せの出来る32枚組CDRBOX
WarriorAngel2からの音のみでトラックを構成するアルバム
「Warrior Angel 3.33 by WOODMAN + hitachtronics」(CDR,DATA)に1曲参加。

2015年 japanesejuke/foootworkのネットコンピレーション「v.o.cEP2」に1曲参加。

2016年 S/Tことウッチーのソロプロジェクトアルバム「Space&Time」(CD)に1曲参加。

同年春に白丸たくト主宰のTRIPCHILDSRECORDINGSより白丸たくト×bonnounomukuro
「Mokkes’ Breath」(cassette+downloadcode+bonusetrack)をリリース。

他にも自身での BALEARIC TENDENCIESやノーノ等のCDR作品やcassette 作品も存在する。
神戸在住のトラックメーカー。

 
 

hitachtronics (ヒタチトロニクス / New Masterpiece)
東京生まれ。
2006年、WOODMANの『Warrior Angel』 (CommuneDisc) の大胆なジャケットイラストが一部で話題となる。以後、いぬ(三好史/元JG’s)や初期MaltineRecordsなどのCD/配信音源や、岸野雄一企画のイベントフライヤーのイラストとデザインなどを手がける。2010年には女子高生がノイズバンドを組む同人漫画「ざつおん!!!」を発表、
夢眠ねむ(でんぱ組inc.)の目にとまりムック「アキバ妄撮」(プレビジョン刊)にも掲載した。
2011年、 WOODMANが開いたギャラリー”Q-O-I”にて個展を開催、
2013年には自主制作で氏のフルアルバムCD「One Loop Beyond」リリース。
本作をきっかけにネットレーベル”New Masterpiece”を立ち上げ、全リリースのデザインも手がける。
2016年初夏のWOODMANの急逝を受け、氏が生前遺していた膨大な音源をデータ化し再発する
「WOOD TAPE ARCHIVES」を2017年よりスタートさせる。