空間現代

開場 19:30 開演 20:00
料金 2000円

*当日券は+500円

WEB予約(17日予約完売)


*17日のみ公演後アフタートーク有。
三浦基(地点) × 佐々木敦(批評家 / HEADZ主宰)


「曲」というものを一体どう捉えたらよいのだろうか。
近年取り組んできたライブの作り方から振り返ってみると、
それは全体を構成する上での、いち素材として扱われてきた。
「再生」から「再構成」すべきものへと、その視点の角度を変えながら、
様々な試みを行ってきた数年間だった。


曲を、リズム・音色・構造という要素へと分解し、
別の曲へと接合させる試み。複数の曲を行き来すること、
曲のフレーズの断片を、別のある曲へ移植すること。
すべては全体の流れや時間を一つのものとして捉える為に行われてきた。
今回は、そうした試みの集大成になるかもしれない。


ちなみに今後の課題として、
音源とライブの関係性についても色々と試していけたら、と思っている。
「外」のオープンを記念して作られた音源『地面』のリリースはその足掛かりでもあるので、
是非ともライブとの印象の違いを楽しんで頂きたい。


どんな風に聴こえるのだろう。
少しずつ、折にふれて、話を聞きたい。
折角、こういう場所が出来たのだから。
(野)

 

 

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三浦 基|みうら・もとい
地点代表、演出家。1973年生まれ。桐朋学園芸術短期大学演劇科・専攻科卒業。
1996年、青年団(平田オリザ主宰)入団、演出部所属。
1999年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。
2001年帰国、地点 の活動を本格化。2005年、京都へ拠点を移す。
著書に『おもしろければOKか? 現代演劇考』(五柳書院)。
2008年度京都市芸術文化特別奨励者。2010年度京都府文化賞奨励賞受賞。
2011年度京都市芸術新人賞受賞。現在、京都造形芸術大学客員教授。

 

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佐々木敦|ささき・あつし
1964年生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。

『ex-music(L)』『同(R)』(アルテス・パブリッシング)、
『「4分33秒」論』(Pヴァイン)、『シチュエーションズ』(文藝春秋)、
『批評時空間』(新潮社)、『未知との遭遇』(筑摩書房)、
『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、
『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)など著書多数。