「現代・小説・空間」
 
 
トーク:福永信×滝口悠生
ライブ:空間現代

 

開場 17:30 開演 18:00
料金 2,500円
 
*当日券は+500円

 

予約は締め切らせて頂きました。当日券は17:30より会場にて販売致します。

 

小説において不断の実験を続け、その概念を更新してきた
福永信、滝口悠生の対談が外にて実現。空間現代が分断に加担します。
小説の時間、音楽の時間、両者を行き来するトーク&ライブイベント。
是非お立ち会いを!

 

及ばぬ鯉の滝のぼりとは私のことであっていつまでたっても小説がうまく書けないで困っている。
なんとか糊口をしのぐ生活をしている。
いずれ私も悠々自適に暮らしたいものだ。
今回外で一生分、滝口悠生と話すことになった。

空席が出たら嫌だ。
間隔のあいた椅子がイヤだ。
現実はしかし厳しいもの。
代役を立てるかも。

福永信
 

17.4.12 進捗状況
 
「外」でのイベントはもう今週末だというのに、当日何をやるのかがあまり決まっていない。
もともとは空間現代のライブと福永さんと僕のトーク、というシンプルな企画だったはずなのだけれど、福永さんからいろいろな提案があって、現状はほとんど演劇みたいなプログラムになりつつある。
でも全部やったら時間が足りないのでおそらく当日までにまだまだ変更がありそう。
イベント用に急いで書かなければいけない文章がいろいろある。
でも書いたものを何に使うことになるのかよくわからなくなってきて頭がフリーズしている。
文章をお客さんにお土産のように配布しようという話もある(が、どうなるかわからない)。
福永さんの本を読みながら福永さんのプロフィールを書いたりもしているのけれど、これはいったい何に使うのだったか。福永さんは僕のプロフィールを書いてくれている。
なぜそんなことになったのだっけか。
はじめのうちは、僕も福永さんに対抗心を出してあれをやろうこれをやろうと提案してしまったので、少し後悔している。

福永さんとは当日初めて会う。昨日佐々木敦さんに会って福永さんとのイベントの準備が大変という話をしたら「それが福永信だよ」と言われた。
他にやらないといけないこともあるのだけれど、いろんな連絡や催促を無視して今週は福永さんのことで頭がいっぱいのまま週末を迎えそう。

福永さんのプロフィールを仕上げて、今書いている宣伝用のこの文章を仕上げて、あと自分の作品からいくつか文章を選んで、あと当日の開始前の挨拶文も仕上げないといけない。
朗読をするかもしれない話も急遽持ち上がっている。空間現代のみんなも具体的な内容が決まらず気を揉んでいる。
心配。早く当日になってほしい。
 
滝口 悠生
 

 

福永信
 
1972年、東京生まれ。1998年、「読み終えて」で第1回ストリートノベル大賞を受賞してデビュー。2015年、第5回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。著書に『アクロバット前夜』(2001/新装版『アクロバット前夜90°』2009)、『コップとコッペパンとペン』(2007)、村瀬恭子との共著に『あっぷあっぷ』(2004)『星座から見た地球』(2010)、『三姉妹とその友達』(2013)などがある。

 

滝口悠生
 
1982年東京都生まれ。埼玉県育ち。2011年「楽器」で第43回新潮新人賞受賞。
14年『寝相』で第36回野間文芸新人賞候補。
15年『愛と人生』で第28回三島由紀夫賞候補、第37回野間文芸新人賞受賞。
年「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」で第153回芥川賞候補に。
2016年「死んでいない者」で第154回芥川賞受賞。

 
 
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空間現代
 
編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲を、
スリーピースバンドの形態で演奏。
これによるねじれ、 負荷が齎すユーモラスかつストイックなライブパフォーマンスを特徴とする。
2013年発表の劇団「地点」のブレヒト戯曲『ファッツァー』では音楽を担当。
生演奏で出演する京都での公演が好評を博し、モスクワ・北京でも上演を行う。
地点との共作第二弾として、マヤコフスキー戯曲『ミステリヤ・ブッフ』を2015年のF/Tにて上演。2016年9月、活動の拠点を東京から京都へ移し、
自らの運営するスタジオ/ライブハウス「外」を左京区・錦林車庫前で開始する。