「とてつもなく大きな」+川添彩 監督作品 特集上映
2020年のカンヌ国際映画祭批評家週間で唯一の日本人監督として選出された
『とてつもなく大きな』をはじめ、国内外で注目を集める
川添彩監督の特集上映を開催します。
 
映像が速度を持った物質であること、その生起と消滅のドラマ。
私たちが「映画」として考えているものに似ていながら、そこに挑戦を仕掛けるような作品群。氾濫する情報や物語に馴れてしまった目や耳が試される経験があります。是非目撃ください。
 
アフタートークには映像作家の伊藤高志さん、劇団「地点」の演出家である
三浦基さんが登壇。視覚・聴覚への問いかけを作品を通じ行なって来た
お二人によるお話がどこに向かうのか、こちらもぜひご注目を。

 
 

〈上映時間〉
8/13-15
13:00
15:30
19:00
(上映時間計72分)

 

アフタートーク
(下記の回の上映終了後に川添監督とのトークを行います。)
 
ゲスト
14日 19:00 伊藤高志(映像作家)
15日 19:00 三浦基(演出家 「地点」代表)

 

全席自由席
予約/当日 1500円

 

WEB予約
ご来場時にはマスクの着用をお願いいたします。
会場受付にて手指の消毒をしていただいたあと検温いたします。37.5度以上の発熱が認められる場合にはご入場をお断りしております。
体調のすぐれない方、軽い風邪症状(微熱、咽頭痛、咳など)のある方は、ご来場をお控え願います。

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〈上映作品〉

『とてつもなく大きな』2020年/日本/16mm/カラー/11分
▶︎エイコは度々子どものころに出会った音を思い出す。繰り返し思い出されるイメージは、記憶か夢かあるいは現在、もしくは他者の。音は膨張している。少年は成長している。あれはすごく大きい何か、すごく大きい何かの呼吸。

『ぞうが死んだ』2012年/日本/super8/カラー/8分
▶︎群衆から取り残された少年にできることは、イメージをその目に焼き付けること。世界が終わることを悟った少年と世界に終わりはないことを知った青年の物語。第58回オーバーハウゼン国際短編映画祭正式出品。

『きりはじめて、はなをむすぶ。』2012年/日本/デジタル/カラー/10分
▶︎日本の季節を区分する七十二候で「大暑」を表す「桐始花結(きりはじめてはなをむすぶ)」。太陽が焼き尽くすのはやがて素肌を超え・・・。第26回イメージフォーラム・フェスティバル ジャパン・トゥモロウ部門でグランプリを受賞。

『姉と弟こどもと大人(とそうでないひと)』2014年/日本/デジタル/カラー/43分
▶︎「2012年に地球が滅亡しちゃうんだって」黒い月が地球へと落ちてくるほんのわずかな間に、人々の時間や想いは猛スピードで交錯していく。「我々は選択を選択しなければならない。彼らは何を考え、何を掴みとるのか。

 

伊藤高志
1981年発表の「SPACY」(クレルモンフェラン国際短編映画祭「短編映画の1世紀」選出)以来、
実験映画のトップランナーとして走り続ける。ダンサーや演劇人とのコラボ多数。4面スクリーンによる
舞台作品「三人の女」(2016)などジャンルを越境する実験的作品も多く手がける。代表作「ZONE」(1995)、
「静かな一日・完全版」(2002)、「最後の天使」(2014)、「零へ」(2021)等。
 
三浦基
地点代表、演出家。1973年生まれ。桐朋学園芸術短期大学演劇科・専攻科卒業。1999年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。帰国後、地点の活動を本格化。2005年、活動拠点を東京から京都へ移す。同年、チェーホフ作『かもめ』で利賀演出家コンクール優秀賞受賞。2006年、ミラー作『るつぼ』でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞受賞。2007年、チェーホフ作『桜の園』で文化庁芸術祭新人賞受賞。2017年、イプセン作『ヘッダ・ガブラー』で読売演劇大賞選考委員特別賞受賞。その他、京都府文化賞奨励賞(2011年)、京都市芸術新人賞(2012年)など受賞多数。2012年にはロンドン・グローブ座からの招聘でシェイクスピア作『コリオレイナス』を上演するなど海外でも高く評価されている。著書に、『おもしろければOKか? 現代演劇考』(五柳書院、2010年)、『やっぱり悲劇だった「わからない」演劇へのオマージュ』(岩波書店、2019年)。