《0-t+c》

 
CS+Kreme[The Trilogy Tapes] (feat.Yuki Nakagawa)
山本精一 | Seiichi Yamamoto

 

開場 19:00 開演 19:30
予約 2,800円 当日 3,300円
WEB予約

 

HTRKやBlanck Massの作品にも参加しているConrad Standishと、F IngersのメンバーでもあったSam Karmelによるオーストラリア・メルボルン拠点の人気ユニット「CS + Kreme」による日本ツアーin京都編を外で開催します。

本ツアーはロンドンのレーベル「The Trilogy Tapes」より2024年9月27日にリリースされる彼らの3rdアルバム「The Butterfly Drinks The Tears Of The Tortoise」を記念して開催されます。なお本イベントのみ、新作アルバムにゲスト参加しているチェリスト・中川裕貴(KAKUHAN etc)との特別コラボレーションも行われます。

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彼らの3rdアルバム「The Butterfly Drinks The Tears Of The Tortoise」を聴いていて思うのは、奇妙さと美しさの間の「レンジ(幅/距離)」から垣間見える「奥行き」だ。そしてそのことは本作のアルバムジャケットのもつ「奥行き」とも共鳴している(とある本の1ページ。人型の切り抜きの向こうに荒涼したものが見えている)。

本作は彼らのこれまでの作品よりも「フォークミュージック/架空の民族音楽」への方向性を強めてはいるように私は感じるが、是非とも彼らの音楽をしっかりとしたリスニング環境で聴いてみてほしい。人型の、人肌の感触をもつ音像(これを「フォーク」と私は言っている)の後ろや端々には「異様なもの」が同居しており、その配置のされ方がこの作品を特別なものにしていると私は考えている。

憂いを帯びた彼らの歌も、つま弾かれるギター・ベースも、オートチューンされた声も。そして異様な低音、転がる金属片や電子音やチェロ、またはインドネシアのジャワ地方で稲刈りを祝い演奏される伝統的な音楽(Tarawangsa)さえも、この環境(奥行き)の中で、それぞれが場所を占めている。

かつて、どこかで、誰かが夢みた「フォーク(何かしらの集まり)」を通過した音像がここにはあり、これこそがまさに現代におけるそれ(フォークミュージック)ではないかと私は思うのである。そしてその夢見たものは、遠くに漠然としたイメージとしてある「自然」のようなものでなく、意外と私たちの近くに転がっている。

そのようなすばらしく、そして怪しく光る彼らの音源に関わることができ、とても光栄な気持ちがあります。

(中川裕貴)

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Berlin AtonalやRewireなどヨーロッパの主要フェスティバルで次々とパフォーマンスを行う彼らのライブを間近で観れるチャンスとなります。
また共演には山本精一氏を迎え、ますます特別な夜になっています。
是非ご参集ください!

 
 
 
・CS + Kreme – The Butterfly Drinks The Tears Of The Tortoise
https://thetrilogytapes.bandcamp.com/album/the-butterfly-drinks-the-tears-of-the-tortoise